Tag Archive for 27年4月号

中央大学学長お祝いの言葉

 

中央大学学長 酒井正三郎氏

 中央大学への入学を心からお祝い申し上げます。

 本学は、1885年に英吉利法律学校として創立されました。創立に携わった若き法律家18人は、当時国内で主流だったフランス法ではなく、実社会と密接に結びついたイギリス流の経験主義、合理主義を基礎とした法律を学ぶことこそが、わが国の司法制度の確立と近代化を達成するために必要であるとの考えに立ち、「實地應用(じっちおうよう)ノ素(そ)ヲ養(やしな)フ」を建学の精神に掲げ、本学を創設しました。爾来120有余年にわたり、時代におもねることのない創造的批判精神に基づく実学教育は、本学のゆるぎない伝統となり、本学はこれによってわが国大学界のリード役となり、その社会的使命を果たして参りました。
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集団的自衛権を問う

 2015年は多くの節目の年になるとは、よく耳にすることである。日本を取り巻く情勢は変わりゆき、第二次世界大戦終戦からも70年の年月が流れようとしている。この節目の年を前に、昨年7月、政府は集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を行った。翌日の新聞各紙はこれをさまざまに報じたが、そもそも集団的自衛権とは何か、はたしてどれほど知られているであろうか。今回は集団的自衛権とは何かを、過去の解釈や日本国憲法第9条との兼ね合いとともに、述べていきたい。読者の理解の一翼を担うことになれば幸いである。
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