中央大学は10月2日より、東日本で初めてコンビニエンスストアで証明書の発行サービスを開始する。対象のコンビニエンスストアは国内のセブンイレブン、サークルK、サンクス、ファミリーマート、ローソンのマルチコピー機設置店舗である。このサービスを受けることができるのは、在学生では、学部、大学院、専門職大学院の全ての学生(非正規生、通信教育学部の学生は除く)。卒業生は学部などによって対象者が違うので注意が必要だ。
今までは、証明書を発行してもらうには3大キャンパス(多摩キャンパス、後楽園キャンパス、市ヶ谷田町キャンパス)の証明書自動発行機または所属学部、大学院事務室へ行かなくてはならなかった。そのため窓口、自動発行機が営業時間外の場合、証明書を発行してもらうことはできなかった。大学へ行かずに郵送してもらう方法もあるが、郵送の場合は受け取りまで数日かかるようだ。
証明書コンビニ発行サービスは、全国の対象のコンビニで24時間365日利用できる。そのためこのサービスの導入によって場所、時間に縛られることはなくなる。その真価が発揮されるのは、特に地方での就職活動の時だと考えられる。急遽、証明書が必要になった場合わざわざ3大キャンパスに行かなくてはならないとなったら大変である。首都圏で就職活動をしていた場合でも、自動発行機、窓口の営業時間外だった場合困るだろう。上記の通り、このサービスなら全国のコンビニで24時間365日受けることができるため、このような状況に陥っても安心である。在学生は就職活動の際ぜひ利用してほしい。
中央大学は他大学に比べてあまり改革等を行わないことで批判されることがあるようだが、このサービスを東日本で初めて導入したということは誇らしい。都心キャンパスの整備など大きな改革の実現にも注目だ。