学生部は、2018年4月1日をもって多摩キャンパス内を全面禁煙とすると発表した。現在、多摩キャンパスには9ヵ所の喫煙所があるが、今年の4月1日に7号館西と8号館西など4ヵ所の喫煙所を、来年4月1日に残り5ヵ所の喫煙所を閉鎖する。この措置によって、多摩キャンパス内での喫煙は認められなくなる見通しとなった。
近年、中大は喫煙所を閉鎖する方向で動いてきた。2016年4月1日には13ヵ所あった喫煙所の中から4ヵ所を閉鎖し、モノレールからペデ下の交通量の多い動線から比較的近い喫煙所がなくなった。
多摩キャンパスでの全面禁煙が実現する見通しがたったことで、学内で非喫煙者への受動喫煙の危険がなくなることになる。一方、喫煙者には厳しい措置だ。多摩キャンパス外での喫煙所は少なく、これからは喫煙スペースがあるコンビニエンスストアなどで吸うほかなくなる。学外での歩きたばこやポイ捨てはマナー違反であるだけでなく、火事の危険さえある。喫煙者はより一層のマナーを意識しなければならない。