爆破予告で試験延期に

 春学期試験期間まっただ中、 2ヶ月ほど前の7月21日に中央大学に爆破予告が届いた。記憶に新しい人も多いだろう。内容は「10時30分に本学施設を爆破する」というものだった。警視庁が捜査したところ、不審物は発見されず、3限目までの休講という措置で事収まった。この件は、Jタウンネット東京やニフティニュース等、多くのトレンド情報発信サイトで取り上げられた。

 中大生の反応としては「勉強してなかったから試験が延期になってラッキー」という者もいたが、真面目に試験勉強を行った多くの学生は、「どうせいたずらだから無視すべき」とか「せっかく勉強したのに睡眠時間を返せ」等憤慨の様子であった。ついでにいうと、皆の反応ぶりから、「一夜漬け」率の高さに驚いた。

 皆の関心事となったのはもちろん、「犯人は誰なのか」ということである。ツイッター上では一部で、「レジュメ・ノート求む!報酬5千円!」と書かれた紙面の写真とともに、「これを作った人が犯人なのではないか」という憶測が飛んだ。当該紙面には、ある授業科目名とその担当教員の名前が大きく記され、さらに「(略)落とすと留年確定のため必死です!!木曜日(21日)の夜までに、ご協力お願いします!」と続けられていた。最後には、LINEの連絡先と共に、自らの学部・学科・学年・氏名が印字されていた。学年はどうやら「5年」である。なるほど。21日の日付指定といい、この切羽詰り様といい、犯人だと推測されるのも無理はない。しかしよく考えると、21日の夜までにレジュメ等が必要となると、当該科目の試験は22日以降ということになる。となると当該紙面の作成者はシロということにならないか。やはりこの件で、犯人探しの真相は闇のままだ。
 
 調べてみると、学校等に爆破予告が届く例が今年に入って相次いでいる。「学校に爆破予告が届いて試験が中止」と言うと、結局何事も起こらなかった後となっては、ちょっとした話のネタにはなるだろう。しかし、多くの人を巻き込んで迷惑をかける行為は決して許されることではなく、笑い事では済まされない。今後一切このようなことがないよう願いたい。

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