波紋

 元旦にちらちらと小雪が舞う。普段なら街が静まるころ、人々は寒空の中外へ出かける。新年の始まりのお参りと、初日の出を見るために。◆12月末はクリスマスで街がきらめいていた。子どもの頃は味しいケーキが食べられ、プレゼントが貰えるためずっと心待ちにしていた。大学生になった今、周りを見れば恋人と過ごすか、あるいは友達と騒ぐ、バイトをすることがクリスマスの定番だ。日本人にとってはイエスキリストの誕生日を祝う日というよりは、1人で過ごすには寂しく感じる日、のようだ◆日本でのお祭りとは元々、神仏や祖先の霊に祈り感謝する儀式や豊作を願うための儀式のことを指した。現在もこうした祭りが行われている地域もある。しかし、今日ではそういった側面は薄れている。楽しい行事なら和洋折衷なんだって良し◆正月が終われば節分、バレンタイン、ひな祭り―。忙しなく色を変える街を横目に、今年は12ヶ月をどう過ごそうか。お正月の風物詩である箱根駅伝をテレビで見ながら頭の片隅で考える。

Comments are closed.