学費 年3%値上げへ

参考 サークル統一会議資料

 中央大学は2014年度の学費を前年比3%引き上げると発表した。サークル統一会議を中心とした学生団体からは、学費値上げの白紙撤回や、学費説明会を要求する声があがっている。

 学費の決定は、4年に一度の「本見直し」と2年に一度の「中間見直し」で行われる。1990年から始まった定率スライド制により4年分まとめて決定され、現在学費が毎年1%ずつ増加しているが、14年度から増加率が3%に引き上げられる。これにより、1年間ごとに2万6100円ずつ学費が上乗せされる計算だ。これらの値上げに関しては12年の「中間見直し」で既に決定されていた。今年度が「本見直し」に当たるため、今後2年間の学費を修正する最後の機会となる。
 もしこのままの増加率が18年度まで継続した場合、全学部で学費が100万円を超えることとなり家計への負担が懸念される。
 中央大学は、今まで通り1%ずつ値上げをしていくと、15年度の「次年度繰越支払資金」がマイナス27億9300万円となり、資金不足により次年度の教育、研究活動の運営に支障が出ると説明している。学費値上げ率を3%にすることにより、11年度比22億円の増収が見込まれ、この収入増加により、「次年度繰越支払資金」は23億8800万円が見込まれのだという。

サークル統一会議 値上げ撤回を要求

 サークル統一会議は「本見直し」と「中間見直し」の際に、学費問題への継続的な取り組みを行っている。今回の学費値上げに対しては、今まで学費値上げの際に行われていた「学費説明会」が2006年を最後に行われていないこと、父母や学生への負担が大きいことなどから抗議を行っている。
 2月7日には各サークルの代表者が出席し、サークル統一会議総会が開催され、会議では値上げ問題が取り上げられた。その中で「14年度以降の学費値上げを中止し、14年度『学費説明会』開催を求めるサークル統一会議総会決議」(案)が採択された。要求項目は以下の通り。
  
一、2014年度に全中大生に開かれた場としての「学費説明会」を、理事の出席のもとに開催すること。
一、2014年度以降の学費値上げを撤回すること。
一、休学中学費の大幅な減免措置を講じること。

 決議に当たっては学生から「学費説明会は全学生が参加できるようにすべきものであり、授業とできるだけ被らないように開催してほしい」といった要望が挙げられた。今回採択された決議は、中央大学学生課に提出される。
 景気が上向き始めたとはいえ、まだまだ個々の家庭ではその効果を実感する事が少ない。さらに消費税増税が施行され今後より家計は苦しくなるであろう。そんな中、学費の値上げが行われれば我々の学業に支障が出ることは間違いない。まずは「学費説明会」を開催し、学生側の要求通り十分な説明がなされることが望まれる。

<サークル統一会議とは?>
 サークル統一会議は、中大の公認、非公認、未公認を含めたすべてのサークルの利害を体現するサークル自治団体。
 サークル活動を行っている学生の様々な権利を守り、発展させていくことを目的に活動を行っている。全学生の最高議決機関としての役割も担う。
 昨年度、約10年ぶりにサークル統一会議総会が開催された。 

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