波紋(1234号)

何だか肌寒いこの季節、学内を歩いていれば金木犀の芳香が我々の鼻をくすぐってくれる。
この、橙色の可憐な花をつけた小木を眺めながら、私は毎年こう思うのだ。もう、今年も終わりに近づいているのだなあ、と
◆振り返ってみれば、この一年には様々な事が思い出される。人生初の彼女も出来たし、夏には青春18きっぷで長崎まで帰った。
それに、台湾の元総統である李登輝先生にもお会いしたし、先の大戦で我々の為に命を懸けて戦って下さった「もののふ」にも親しくお話しを伺えた。
まあ、喧嘩別れで一人の友人を失ってしまった事は残念だったが、それも運命というものなのだろう
◆翻って今年の日本を見てみると、ここに書くのも躊躇われる位に、何とも暗い話題ばかりである。
これ以上は悪くなれないだろうと思われていた日本に、よくもまあこんなにも悪化するだけの「糊しろ」が有ったものだと、却って感心させられる程だ。
逆説的に言えば、まだまだ日本も大丈夫という事なのか。せめてもの救いになったのは、京都大学の山中教授がノーベル生理学・医学賞を受賞された事くらいだろう。
尤も、変なおじさんが出て来た所為で、これにも何となくケチがついてしまった感は否めないのだが
◆さて、ここで我が新聞学会の一年を思い起こしてみれば、岡田克也副総理講演会の開催を筆頭に、手前味噌ながら例年に無く積極的に活動していたと思う。これまでに比べて多数の広告依頼も入る様になったし、こと新聞学会に関してはキャッキャうふふな桃色の未来が待っているばかりだ。今年の新入部員が一人だけだったなんて、そんな些細な事は気にしない気にしない。うん、気にしない。気にしてないよね。うん、あの、どうかお願いですから、誰か当会に入部して下さいませませ(泣)

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