多摩キャンパス喫煙所閉鎖


 本学多摩キャンパスでは、受動喫煙防止対策の一環として、夏季休業中の8月から9月にかけて、喫煙場所の大幅な変更が行われた。

 平成14年制定の健康増進法の第25条には、「学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店その他多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙を防止するために必要な措置を講ずるよう努めなければならない」と規定されている。

 その為、本学でも学内の禁煙・分煙措置の一環として、平成18年4月には建物内の全面禁煙・指定喫煙場所以外での禁煙の徹底を進め、平成21年3月には喫煙場所と禁煙区域の明確な差別化を目的として、一部の喫煙場所に屋根を設けるなどの対策を取ってきた。

 しかし、学内の喫煙マナーはあまり改善されなかった。
 歩き煙草、指定喫煙場所以外での喫煙、吸殻のポイ捨てなどを行う学生の姿は依然として散見され、「オピニオン・カード」を通して学生課にも喫煙マナーへの苦情が多く寄せられている。

 また、平成22年2月には厚生労働省から「受動喫煙防止対策」についての通達が、同年3月には同様に文部科学省から「学校等における受動喫煙防止対策及び喫煙防止教育の推進」についての通達が出された。

 これらを受け、大学当局は、快適なクリーンキャンパスを実現する為、受動喫煙の防止と、学内における喫煙者数の減少を図る更なる取り組みとが必要であると判断し、本年3月には、多摩キャンパスにおける喫煙場所の変更と、学内での煙草販売禁止とを決定した。

 これにより、ペデストリアンデッキ上や8号館中央通路等の人通りが多い場所にある12箇所の喫煙場所が、本年3月と夏季休業中との2回に分け撤去された。そして、各学部棟北側やCスクエア1階入口等の受動喫煙が生じる可能性の少ない場所に、新たに6箇所の喫煙場所が設置された。
学内での煙草販売禁止措置に関しても本年4月から、生協売店内やサークル棟などにあった煙草の自動販売機撤去が進む。

 言うまでもないが、煙草は喫煙者本人の体を蝕むだけでなく、周囲の非喫煙者の健康にも多大な悪影響を及ぼす。今回の禁煙・分煙措置により、受動喫煙が防止されると共に、学内の喫煙者が減る事を切に願うばかりだ。
(啓・進)

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